長野県の山岳リゾート「上高地」へ雨の日に行ってきました。霧がかかって幻想的な上高地は最高でした。
- 雨の日の上高地の良かった点・悪かった点
- 雨の日の上高地の服装・持ち物
- 雨の日の上高地の楽しみ方・モデルコース
日本アルプスを見渡せる上高地。やっぱり晴れの日に訪れたいスポットだと思います。
しかし旅行の都合上、雨予報でもどうしても日程をずらせない方も多いでしょう。
雨の日でも上高地は楽しめるの?服装とはどうすればいいの?
こんな疑問が湧いてくると思います。そんな方のために、この記事では雨の日の上高地について私が詳しく解説していきます。
ぜひ最後まで読んで雨の日の上高地を楽しんでください。
雨の上高地の良かった点・悪かった点
まずは実体験をもとに雨の日の上高地の良かった点・悪かった点を紹介します。
良かった点
まずは雨の日の上高地で良かった点はこちらです。
- 雨の日ならでは景色を楽しめる
- 森林の緑が映える
- 気温が下がって暑くならない
雨の日ならではの景色を楽しめる
晴れの日の上高地が素晴らしいのはもちろんですが、雨の日も上高地も負けずに素晴らしいです。
雨の日は雲が厚く、上高地全体に靄(もや)がかって、幻想的な景色になります。
ぜひ一度は目に焼き付けてほしい素晴らしい景色です。この景色は雨の日にしか楽しめません。
森林の緑が映える
雨の日の上高地では、雨で濡れた緑が輝きを増し、木々の葉は瑞々しく生き生きとしているように写ります。
また雨粒が葉に落ちるたびに森全体が生命力に満ち溢れているようにも感じます。
気温が下がり暑くならない
暑さが苦手な方には雨の上高地はおすすめです。晴れの日より気温が下がります。
上高地に行くと、どのルートでも2時間近くは歩きます。暑がりの私でも雨が降っていると長袖のシャツを1枚はおるくらいの肌寒い気温でした。
悪かった点
もちろんいいことばかりではないので悪かった点も紹介しておきます。
- 日本アルプスの景色が見れない
- 川の水が濁ってしまう
- ハイキングルートが制限される
日本アルプスの景色が見れない
雨の上高地で一番残念なのは、やはり雄大な穂高連峰が見れないことです。
雨が降ると雲が厚くなるので、写真で見るような河童橋からの景色はまず見えません。雨の日に行くならその覚悟はししておいてください。
川の水が濁ってしまう
雨が降ると川が濁ってしまい、透明な綺麗な水は見れません。
小降り程度ですと、写真のようなエメラルドグリーン色の川になりますが、土砂降りになる程、川の水は濁っていきます。
ハイキングルートが制限される
雨の影響によりハイキングルートが制限されるケースがあります。
私が訪れたときには数日前からの雨の影響で、梓川コースが通行止めになっていて、林道コースしか歩けませんでした。
しかし、おそらく晴れの日の梓川コースでは出会えない動物に会えたので、雨の日で林道コースを歩けたのもよい体験でした。
\ 上高地では宿泊もできます /
雨の日の上高地|服装や持ち物は?
雨の日の上高地は晴れの日よりも気温も下がるので、服装や持ち物に注意が必要です。万全の準備をし、上高地を楽しみましょう。
上高知|雨の日の服装
雨の日の上高地は空気もひんやり感じます。晴れていれば25℃以上に気温が上がりますが、雨の日は気温が20℃までしか上がらないこと多いです。
寒くなった時のためにすぐに羽織れる長袖シャツ1枚を持っていくと良いです。天候の不安定な上高地では調整しやすい重ね着が基本です。
また雨の日は、水たまりやぬかるみが多くなります。トレッキングシューズなど防水の靴が安心です。スニーカーを履いていく場合は、防水スプレーをかけておくと濡れにくくなります。。
雨の日に半袖だと、寒くて体調を崩す恐れがあります。
上高地|雨の日の持ち物
雨の日の最低限必要な物を紹介します。上高地の天気は不安定なので、雨具は必須です。
- 折りたたみ傘
- レインウェア
- 長袖のシャツ
- タオル
- キャップ
長時間の散策のときには傘よりもレインウェアが便利です。雨が強い日には、折り畳み傘と併用することでより快適です。
また寒さ対策のために長袖シャツと濡れたとき用にタオルも持っていきましょう。
上高地|雨の日おすすめモデルコース
雨の日でも気軽に上高地を楽しみたいなら大正池〜河童橋ルートがおすすめです。
明神池まで行くとなると、さらに2時間以上かかるので、初心者・雨の日であれば断然「大正池〜河童橋」の方が安心・安全です。
雨の日の写真もたくさん掲載しておくので、ぜひ参考にしてみてください。
- 大正池
- 田代池・田代湿原
- 林間コース
- 田代橋
- 河童橋
大正池
大正4年の焼岳大爆発で、梓川がせきとめられて突然できた池です。上高地の入り口で、穂高連峰と大正池の景色に心が洗われます。雨上がりの朝には靄(もや)が立ちのぼり、水面に浮き上がる立ち枯れ木と相まって、白く霞んだ世界が幻想的です。
雨の日には水面に落ちる雨音と鳥の囀りが癒しを与えてくれます。
田代池・田代湿原
田代池は大正池のわずか上流、原生林の中にぽっかりとあいた湿原に浅く広がる池です。土砂によって流れがせきとめられてできた浅い池です。春から夏にかけては、新緑や様々な花が咲き誇り、秋には紅葉が美しいです。遊歩道が整備されており、ゆっくりと自然を楽しみながら散策できます。
林間コース
森林浴をしながら原生林の木道を歩くコースです。今回私が上高地を訪れたときには、雨の影響により梓川コースが通行止めになっていました。結果的に雨の日には林間コースがとても良かったです。
木々の葉が雨よけになってくれるので、雨に濡れにくくなります。そして何より雨音と鳥の囀りに耳を傾けながら深緑の森を歩くと心地良かったです。
田代橋
田代橋は梓川にかかる橋で、河童橋と大正池のほぼ中間に位置します。川の音が心地よい梓川に架かる橋の上からは上流に穂高連峰、下流に焼岳が望めます。雨の日には水量が多くなり、いつもと違う荒々しい梓川を目にすることができます。
河童橋
上高地のシンボル、幅約3.1m、長さ約36.6mの梓川にかかる吊り橋です。穂高連峰や焼岳などの美しい山々を背景にした絶景スポットとして知られています。河童橋は1927年に初めて架けられ、その後何度も改修されています。現在の橋は1997年に完成したものです。四季折々の自然の美しさを楽しむことができ、多くの観光客が訪れます。
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上高地|雨の日の楽しみ方
雨の日の上高地では穂高連峰を綺麗に見れる確率はどうしても下がってしまいます。しかし雨の日の上高地でしか見れない景色もたくさんあります。
例えば、靄がかった神秘的な大正池や雨に濡れた深緑の木々たちは雨の日でしかみれません。
また雨の日の上高地は雨雲により視界が遮られてしまいます。そのかわりに耳と鼻を研ぎ澄ませて上高地を楽しみましょう。目を瞑ると、木々の葉に落ちる雨音や鳥の囀り、木々や土のにおいが疲れた脳を癒してくれます。
ネガティブにならずにポジティブに雨の日の上高地を楽しんでみてください。
上高地|雨の日の注意点
雨の日の上高地には注意点があります。特に雨量が多い日には事前に調べるなどして注意してください。
- 車両通行止めになって上高地に入れない
- 梓川コースが封鎖される
車両通行止めになって上高地に行けない
上高地にはマイカーでは入れないことはご存じの方も多いかと思います。しかし雨量の多い日にはシャトルバスやバスも通行規制となり、上高地に行けない場合があります。
実際、私が上高地に行く数日前にも通行規制がかかって、上高地に行けない人もいました。地元の人曰く、通行規制がかかるケースは多いそうです。雨の日に上高地へ行く方は、事前に雨量などをチェックしておきましょう。
梓川コースが封鎖される
雨の日にはハイキングコースも一部制限されます。実際、私が訪れた日には梓川コースが封鎖されていて、林間コースしか歩けませんでした。
こればかりは自然が相手なので仕方ありません。またどのコースも共通ですが、雨の日には水溜りができるので、濡れにくい靴を履いて行くことをおすすめします。
雨の日の上高地まとめ
雨の日の上高地について紹介しました。
晴れることを楽しみにしていた方は、雨予報だと残念に思うかもしれません。しかし、上高地は雨の日でも十分に楽しめます。
この記事で紹介したこと参考にして、少量の雨予報だったらぜひ上高地に行っていただきたいです。そして上高地で心身ともにリフレッシュしてください。
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